Goodbye Cream / CREAM


カルトではなくロック史に残るスーパーグループ「クリーム」のアルバムだ。このアルバムを聞いて思うのは、やはりエリック・クラプトンの凄さだ。クラプトンはクリーム以降にもさらに有名になっていくのだが、やはりクリームでの演奏は迫力がある。だがそれはジンジャー・ベイカーのドラムと、ジャック・ブルースのベースの迫力に支えられているとも言える。このアルバムでも1曲目のライブ録音「I’mSoGlad」を聞けば明らかなように、リズムとメロディが渾然一体となって迫ってくる。流暢に喋りながらもリズムの頭を流さないドラム、ベースラインを保ちながらもギターのようにきらびやかにメロディーを奏でるベース。そしてクラプトンのギター。クリームは「トリオ」の醍醐味を100%発揮しつくしたバンドだった。

このアルバムは1969年に発表された。このCDはポリドール株式会社から「1200SuperPrice」として限定発売された廉価版の日本版。1999年8月27日、横浜のJR関内駅近くで予定された宴会が始まる前に、隣のビルのCD店「AtomRecord」で購入した。


1999.8.31